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畑ほし柿の栽培歴

　　　「畑ほし柿生産組合」における農地・水・環境保全向上対策／平成２２年栽培暦
１、概要
　　　栽培作目名 　　　　　柿（西条柿／路地栽培）　　　　　「ほし柿」加工
　　　戸数 １９戸 　　　　　 栽培面積 15,0ha
　　　環境負荷軽減に資する取組み
　　　　　　　　・有機物資源の循環利用の促進…　堆肥等有機資質材の施用
　　　　　　　　・化学肥料や化学合成農薬の低減を通じて環境負荷の低減〔有機質肥料の施用〕
　　　　　　　　　〔機械除草… 除草剤の使用禁止〕〔光合成技術の利用〕
　　　　　　　　　〔土壌、生物等の調査分析〕
　　　　　　　　・加工に伴う添加物（二酸化硫黄）、保存料等の使用禁止
　　　その他　技術研修会や先進地調査・研修などの技術普及と研究。生産者の大腸検査の実施
２、栽培概要
　　　発芽期　　　　４月１５日　　　　　着果量　　　　　例年並以上
　　　開花最盛期　　６月４日　　　　　　収穫期間　　　10月28日〜11月29日
　　　生育進度　　　　前年より７日〜10日程度遅い
３、施肥日誌（基本形態）
　　　施用時期　　　　　　　　施　用　内　容
　　　前年10月　　　　　発酵鶏糞 … 10a／200kg
　　　3月〜４月　　　　　堆肥（牛糞堆肥）… 10a／1,000〜1,500kg
　　　3月〜４月　　　　　サンライム（カキガラ石灰）… 10a／100〜200kg
４、防除日誌（基本形態／島根県エコロジー農産物防除指針による。）・・・収穫60日前まで
　　　施用時期　　　　　薬　剤　名　　　　　　　成　　分　　　　　　　　　希釈倍数
　　　3月25日　　石灰硫黄合剤　　　　　　多硫化カルシウム　　　　　　　　　 7〜10倍
　　　5月　8日　　モスピラン水溶剤　　　　アセタミプリド　　　　　　　　　　3000倍
　　　6月16日　　ジェイエース水和剤　　　アセフェート　　　　　　　　 　　　 1000倍
　　　　　　　　　ベルクート水和剤　　　　イミノクダジンアルペシル酸塩　　　1500倍
　　　7月　7日　　スプラサイド水和剤　　　DMTP　　　　　　　　　　　　　　1500倍
　　　　　　　　　ジマンダイセン水和剤　　エチレンビズジチオカーバメイト　 　800倍
　　　8月　5日　　アクタラ顆粒水溶剤　　　チアメトキサム10,0%　　　　　　　2000倍
　　　8月25日　　 MRジョーカ水和剤　　　　シラフルオフェン　　　　　　　　　2000倍
　　　　　　　　　ベルクート水和剤　　　　イミノクダジンアルペシル酸塩　　　1500倍
　　※6月15日前後／果樹の交信撹乱剤（フェロモン剤）：
　　　　　　　　　　　種類名／トートリルア剤8,000ヶ所設置
５、生育・加工状況
　　　・開花後の気象状況の変化により、落果等も多少発生したが、着果量は例年以上となった。
　　　・７〜８月の高温（雨量不足）により、小玉傾向の柿が多い。
　　　・近年の肥培管理の徹底からか、軟化果実が少ない。
　　　・加工時期（11初旬〜）の天候は順調（寒暖差もありよく乾燥）で仕上がっている。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　平成22年12月2日
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　島根県　畑ほし柿生産組合